全国で唯一、18歳未満の子どもとの性行為を処罰する条例を持たない長野県で、阿部守一知事は1日、県として条例を制定する方向で取り組む方針を示した。2月県議会に条例の骨子案を示したいとしている。

 長野県では、条例に頼らず、地域の大人が青少年を見守る「県民運動」に長年、取り組んできた。

 県は昨年9月に条例のモデルを作成し、県民との意見交換を進めてきた。阿部知事は、条例制定に肯定的な意見が大半だったとの見解を示し、「子どもを性被害から守る観点で、条例を制定し新たな一歩を踏み出したい」と話した。

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