関西電力は1日午後、先月再稼働した高浜原発3号機(福井県高浜町)で発電と送電を開始した。関電は同日中に出力を25%まで上げ、4日に100%のフル稼働となる。その後は調整運転を続け、原子力規制委員会の最終検査に合格すれば2月下旬に営業運転に移る。関電の原発で作られた電気が家庭や企業に供給されるのは約2年4カ月ぶり。

 高浜3号機は出力87万キロワット。関電によると、年間70%稼働した場合、一般家庭約150万世帯分の電気を賄えるという。