成人式は何歳が妥当? | ニコニコニュース

飲酒は20歳から
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毎年、成人式のシーズンとなると、荒れる成人式が問題となります。会場で酒をのんでさわいだり、あいさつをする市長に野次を飛ばしたりといった、荒れる成人たちの姿が話題となります。こうした背景を受けて「いっそのこと成人式をなくしてはどうか?」という議論もまきおこります。

二十歳は早い

成人式をめぐる議論の中で果たして何歳が成人といえるのかというものがあります。その中において、二十歳という年齢は若すぎるのではないかという意見もあります。確かに昔の人間ならばともかく、現在ほとんどの二十歳というのは大学か専門学校に通っています。あるいは、学校へ行っていないという人でもアルバイトなどの非正規雇用についているフリーターという人が大半でしょう。そういう人が果たして一人前の大人であるのかということには疑問符がつくかもしれません。

昔の成人は?

しかし、昔の成人の年齢は二十歳ではなく、もっと若いものでした。例えば男子には「元服」と呼ばれる儀式がありました。これは数え歳で、12歳から16歳になった男子が行う行事でありました。同じ年齢の女子にたいして行う裳着(もぎ)という行事も存在します。ですが、これらの行事は今からすれば早いものですが、当時の平均寿命は50歳いくかいかないかくらいというのが妥当な所でしょう。つまり、現在の人間よりも倍くらいのスピードで人生を消化していたといえます。そうなると、倍がけしたとしたら、24歳から32歳くらいの間が成人ということになります。これは今の成人にふさわしい年齢に近いと見ることができるでしょう。

30歳成人説

今の精神の成熟から考えるとやはり30歳というのが成人の年齢として妥当なのではないでしょうか。収入が安定し、結婚し、子どもが生まれる頃がこのくらいの年齢になります。そうなると、成人という名前にふさわしいということにもなるのではないでしょうか。

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