国立国会図書館は2日、昨年3~10月、同館に納本された「亞書」と題されたシリーズ本に関し、ギリシャ文字などを無作為に羅列しただけで内容が解読できない上、一般に行き渡っている出版物にも該当せず納本の対象外として、出版社にこれまで支払った計約136万円の返還を求めると発表した。

 同館によると、国内で頒布を目的として発行された出版物の納本は法で義務付けられており、同館は通常、定価の5割程度に送料を加えた代償金を発行元に支払っている。亞書は東京都の「りすの書房」が出版し、定価は税別で1冊6万円。計78冊が納本され、うち42冊分の代償金が支払われた。