​ローソンがからあげクンで発電。廃油利用で電力削減へ | ニコニコニュース

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2月1日放送、「グッド!モーニング」(テレビ朝日)ではローソンの電力削減。コンビニ大手ローソンが「からあげクン」などを調理した際に出る廃油から発電し、店舗で使用する取り組みを始めた。調理後の植物性廃油を収集し、バイオ燃料に加工して発電機で使用する仕組みとなっている。

大気環境汚染が問題になり、ディーゼルエンジンの排気ガスが問題になっている。ディーゼルエンジンは効率のよいエンジンで、軽油に依存している。だがディーゼルエンジンを廃止してしまうことはコスト高を招いてしまう。だが環境には良くない。

排ガス中の有害物質を減らすためにいろいろな技術が開発されているが、すでに出回っているディーゼルのエンジンに新しい装置を取り付けるのはコストも時間もかかる。ここで注目されているのがバイオディーゼル燃料だ。バイオディーゼル燃料はお金をかけずに即効果が得られるだけでなく、軽油を使用した際に発生する排気ガスより有害物質が少なく、環境汚染の一つである廃油をリサイクルすることで環境にもやさしい。

排ガスは軽油を利用した時に比べ75%綺麗になり、一酸化炭素等の排出量が削減される。二酸化硫黄はほとんど排出されないし、植物性・動物性油脂から作ることができる。ディーゼルエンジンなら改造が不要で、そのまま使用できて、燃費は軽油とほぼおなじで、バイオディーゼルは身近な道具で誰でも比較的簡単に手作りできる。

バイオディーゼル燃料は、どんなディーゼルエンジンにもそのまま使える。エンジンや燃料系統の改造も不要。今あるエンジンにそのまま給油して、即移動することができる。バイオ燃料は植物油そのままで使うより寒さに強く、バイオ燃料は綺麗で安全で、そのまま使える代替燃料だ。

植物油をそのまま使う場合でも、油を精製する過程は必要。特に廃油を使って燃料として使うためには、廃油をろ過して脱水して、pHの調整をして使うといい。まだまだ実験段階のバイオディーゼル燃料。ローソンは車ではなく店舗の電力に使う取り組みを始めているといい、からあげクンなどの調理した大量の廃油をうまくリサイクルして店舗の電気代を抑えたい見通しだ。まだまだ開発途上の技術だが、エコロジーで経済的な試みとして注目が集まっている。