<Woomax>女性活躍社会へ 企業の意識変革を支援 ウイークリーニュースONZE | ニコニコニュース

企業向けの研修で女性活躍のための企業の意識改革の必要性を語る「Woomax」の竹之内幸子代表取締役
BizBuz

 BS11の報道番組「ウイークリーニュースONZE」のビジネス情報コーナー「BizBuz」では、「今年は女性活躍元年?」と題して、企業での女性進出を支援する「Woomax」の取り組みに注目した。

 今年は男女雇用機会均等法が施行されてから今年で30年、安倍内閣は「一億総活躍社会」を掲げ、女性の社会進出の促進が求められている。さらに4月からは「女性活躍推進法」が施行され、従業員301人以上の企業は女性の活躍推進に向けた行動計画の届け出などが義務づけられる。

 しかし、日本での女性進出の現状を見ると、国際労働機関(ILO)が2015年に発表した女性管理職比率では、日本は11.1%で世界96位と非常に低い結果だった。「Woomax」では、企業側が女性の活躍に向けて職場風土を見直す必要があるとして、企業向けのセミナーなどさまざまな支援を展開している。

 同社は昨年10月、「リコージャパン」で管理職向けの研修を実施。「男女の価値観の違いを知る」とテーマで、さまざまな価値観をどう仕事に生かしていくかということについて活発な議論を交わした。参加した同社神奈川支社の高坂雄二さんは「部下に女性3人女性がいるが、その顔を思い浮かべながら聞いた。価値観や個性の違いが企業にとって成長する原動力になるということを感じまた」と話した。

 「Woomax」の竹之内幸子代表取締役は「いろいろな価値観があっていいわけだから、自社が成長していく上でどの価値観を醸成していくか決めていく時代だと思う。例えば『小さな子供がいるから早く帰りたいだろう』というのは一種の思い込み。女性本人が『小さな子供がいるので早く帰りたい』と言ったらそれが配慮になるが、時短も取らずにフルタイムで働きたいと思って、実家近くに家を買い、両親にも了解を得るなど万全の体制を整えているのに、勝手に早く帰れるように業務を依頼しないようになっては、『私は期待されていないのかな』と思ってしまう。部下がどのようなキャリアデザインを持っているかということをしっかりと話し合うということが重要」としている。

 女性が活躍する社会の実現のためには、企業の文化や風土の変革が必要で、日本企業がどう変わっていけるのかが問われそうだ。

 「ウィークリーニュースONZE」はBS11(全国無料放送)で、毎週日曜午後6時00分〜6時55分放送。