1: Sunset Shimmer ★ 2016/02/03(水) 21:30:39.78 ID:CAP_USER*.net

 最先端半導体チップの研究開発成果が披露される世界最大の国際会議「ISSCC(International Solid-State Circuits Conference)」が米国カリフォルニア州サンフランシスコで始まった。

参加者の推定人数は約2,900名であることが、本会議の初日である2月1日のプレナリセッション(オープニング)で明らかにされた。前年(2015年)の参加者数3,179名には及ばないものの、盛況であることは変わらない。

 プレナリセッションでは、恒例の招待講演(プレナリ講演)が実施された。

最初の講演は、IntelのTechnology and Manufacturing Groupでエグゼクティブ・バイスプレジデント兼ゼネラル・マネジャーを務めるWilliam M. Holt氏が、「Moore's Law: A Path Forward」と題して行なった。

 講演の主題は2つ。1つは、「ムーアの法則」がいつまで続くか。もう1つは、「CMOSを超える新規のデバイス技術」の出番はいつ来るか、である。これら2つのテーマに関するHolt氏の回答は、極めて明快だった。

結論を先に述べると、「『ムーアの法則』は経済的に見ても当面は揺るがない」、「『CMOSを超える新規のデバイス技術』が今後、CMOSを置き換えることはない」である。

「ムーアの法則」は経済的な合理性を維持

 ムーアの法則は微細化の継続と集積密度の増大によって維持される。最近は微細化の限界、即ちムーアの法則が限界に達しつつあるとの見解があちこちで見受けられるようになった。限界論の根拠は主に2つある。

1つは経済的に微細化が成立しなくなるというもの。もう1つは、物理的にデバイスが動作しなくなるというものだ。半導体コミュニティでは物理限界よりも、経済限界が早期に訪れると考えられている。

 しかしHolt氏は、「ムーアの法則が経済的な限界に達しつつある」との見方を一蹴した。逆にムーアの法則を維持すること、言い換えると微細化を継続することが、経済的にも合理的な選択であると主張した。

 この主張は、以下のようなモデルによるものだ。コストを研究開発コスト(新規プロセス技術の開発コスト)と製造コストに分けて考える。コストの計算期間は10年間とする。そして10年間のトータルコストがいくらになるかを推定する。

 ムーアの法則を維持するために新規プロセスの開発を継続し、微細化を進めたとしよう。トータルコストは研究開発コスト(新規プロセスの開発コスト)と、新規のプロセス技術および微細化したプロセスによる製造コストの合計となる。

1,160億ドルというのがトータルコストの推定値である。数値は示されなかったが、グラフからは研究開発コストの占める割合は10%程度に見えた。

 一方、10年間に微細化が全く進まず、同じ微細加工技術で半導体製造を続けたとしよう。この場合、研究開発コスト(新規プロセスの開発コスト)はゼロである。

製造コストは、ずっと同じ加工寸法で製造を継続したコストであり、これがトータルコストとなる。トータルコストの推定値は2,700億ドルで、ムーアの法則を維持した場合に比べて約2.3倍に増える。つまり、ムーアの法則を維持することが、トータルコストの削減になる。


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ムーアの法則を維持することによる経済性。ISSCC 2016の講演スライドから 10年間における半導体チップの製造コスト。左は微細化を進めてムーアの法則を維持した場合。右は微細化を止めて同じプロセスで製造し続けた場合。ISSCC 2016の講演スライドから

 このような違いが生じる理由は明白だ。Intelの半導体製品は、シリコンダイに載せるトランジスタの数を時間の経過とともに増やしてきた。

微細化を止めてしまうと、トランジスタ数の増加とともにシリコンダイの面積が拡大し、1枚のウェハ当たりのシリコンダイの枚数が減少し、結果としてシリコンダイ当たりの製造コストが増加する。シリコンダイ面積の拡大を抑制するには、微細化が欠かせない。

 Intelでは、過去10年間における世代ごとの研究開発コストの増加は10%ずつに留まってきた。また世代ごとの製造コスト(トランジスタ1個当たり)は0.69倍のペースで減少してきた。

先ほどのトータルコストの推定値が微細化なしのケースと同等になるためには、研究開発コストは世代ごとに190%以上の増加、あるいはトランジスタ当たりの製造コストが0.86倍にとどまる、という現状とはかなり離れた条件を満たすことが必要だとする。

 Holt氏は今後の10nm世代と7nm世代においてもこれまでと同等以上のペースで、トランジスタ当たりの製造コストが下がるとの見通しを示した。短くても7nm世代までは、ムーアの法則を維持していくことが、経済的にも適しているという意味だろう。

(続きや関連情報はリンク先でご覧ください)

引用元:PC Watch

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20160202_741823.html


引用元:http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1454502639/

9: 名無しさん@1周年 2016/02/03(水) 21:39:44.69 ID:rP+lpcJt0.net

いまは数年前の計算速度に、省エネという付加価値をつけて値段釣り上げてるだけ
グラボも全く同じ、cpuとは違い金を数倍出せば違うけどね

11: 名無しさん@1周年 2016/02/03(水) 21:41:57.52 ID:FZi70JEO0.net

スケールアップは無理っぽいけど
マルチコアでスケールアウトする手で続いているんだな

13: 名無しさん@1周年 2016/02/03(水) 21:43:24.76 ID:G/DCbJO20.net

工場の拡大に投資するよりも、微細化研究に投資した方が効率的で現実性も高いってわけか
理屈は分かるけど、いまいち納得しがたいなw

19: 名無しさん@1周年 2016/02/03(水) 21:53:12.54 ID:ui72uHhV0.net

この法則もいつ止まるかわからん
未だに車にタイヤがあることを考えれば

22: 名無しさん@1周年 2016/02/03(水) 21:55:40.76 ID:6amkYmu+0.net

御託はいいから、微細化したcpu出せよ

23: 名無しさん@1周年 2016/02/03(水) 21:56:00.61 ID:Rvz4fdMP0.net

クロックは一向にあがらんな

26: 名無しさん@1周年 2016/02/03(水) 21:58:44.35 ID:6amkYmu+0.net

>>23
でも、消費電力当たりの性能は凄い勢いで上がってる
IPCも上がってるしな

24: 名無しさん@1周年 2016/02/03(水) 21:56:04.23 ID:Z8H6hRZy0.net

もうやめてください。死んでしまいます
製造装置屋

28: 名無しさん@1周年 2016/02/03(水) 22:02:54.12 ID:tIUGVMLb0.net

その割には5年くらい、性能がまったく進化してないぞ
インテル製CPU

31: 名無しさん@1周年 2016/02/03(水) 22:24:54.23 ID:KuS2WBjb0.net

>>28
1個当たりわな。サイズと消費電力は大幅に下がってるんだから、並列化すりゃいいだけ

32: 名無しさん@1周年 2016/02/03(水) 22:26:32.17 ID:yFS/qiHt0.net

Core2時代で世間一般で必要な速度は出ちゃった感じがする
普通の用途ならあの世代のPCでも大抵の作業には何の支障もないだろう
その後は性能頭打ちで省電力なのに高性能方向ばかり目立ってる気がする
ムーアの法則ていわれても必要ない性能はいらんのよ

34: 名無しさん@1周年 2016/02/03(水) 22:42:41.43 ID:zHXqrBZb0.net

>>32
確かに2008年モデル頃のPCで
普段使いには困らなくなった実感がある

12: 名無しさん@1周年 2016/02/03(水) 21:42:52.20 ID:cwM1XGP80.net

2700Kから買い換えたいと思えるモノを出してくれ

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