北朝鮮が事実上の弾道ミサイル発射を予告したことを受け、上空通過が予想される沖縄県の翁長雄志知事は3日、那覇市内で記者団に「大変残念だ。(北朝鮮が発射を自粛するよう)平和的外交努力を尽くしてほしい」と述べ、国際社会に発射回避に向けた取り組みを呼び掛けた。

 防衛省は迎撃対処で、石垣、宮古両島に地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を展開する方針。翁長知事は「県民の生命財産の安全を確保するため万全の措置を取る必要がある」と述べ、配備に理解を示した。