川崎中1殺害事件の第3回公判が開かれた横浜地裁の法廷=4日(代表撮影)
共同通信社

 川崎市の多摩川河川敷で昨年2月に起きた中学1年上村遼太さん=当時(13)=殺害事件で、殺人と傷害の罪に問われた無職少年(19)の裁判員裁判の第3回公判は4日午後も横浜地裁(近藤宏子裁判長)で続き、検察側は「数ある少年事件の中で特に悪質性が高い」として、懲役10年以上15年以下の不定期刑を求刑した。

 2日から連日開かれた公判で、少年は起訴内容を認めており、量刑が注目される。

 検察側は論告で「(起訴された3人の中で)主導的で、主犯格として最も重い責任を負うべきだ」と指摘した。