ワンオク、All Time Low、Pvris、From Ashes To New競演にコースト沸騰 | ニコニコニュース

ONE OK ROCK(写真提供 : H.I.P.)
音楽ナタリー

ONE OK ROCK、All Time Low、Pvrisを中心とした対バンツアー「ONE THOUSAND MILES TOUR 2016」が、1月30日から2月3日にかけて行われた。

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ツアーは東名阪で展開されONE OK ROCK、All Time Low、Pvrisが全公演に参加したほか、東京公演にはFrom Ashes To New、大阪・Zepp Namba公演にはオープニングアクトとしてwrong city、愛知・Zepp Nagoya公演にはオープニングアクトとしてNOISEMAKERが出演。チケットは全公演完売と出演アーティストの注目度の高さを伺わせた。この記事では初日1月30日の東京・新木場STUDIO COAST公演の模様をレポートする。

開演時刻を迎えると同時に、From Ashes To Newがステージへ。2人のボーカルを擁する彼らは、1曲目から勢いのあるナンバーをフロアに叩きつけた。この日が日本初ライブとなったFrom Ashes To Newだが、フロアを埋め尽くすオーディエンスは激しく体を揺らし、全身全霊で5人の鳴らす爆音を受け止める。熱烈な盛り上がりにメンバーは「Thank you guys!」と上機嫌で感謝の言葉を叫んだり、最前列の観客とハイタッチをしたりとファンサービスにも興じる。終始アグレッシブなパフォーマンスを繰り広げ、「You guys are the best」という言葉とともに鮮烈なインパクトを残して初の日本ライブを終えた。

From Ashes To Newと同じく初来日となったPvrisは、ドラマチックかつスケール感あふれるナンバーで観客を圧倒。リンゼイ・ガナルフセン(Vo, G)は「ありがとう。こんにちは」と日本語による挨拶を織り交ぜながら、ときにたおやかな、ときにエモーショナルなボーカルを響かせる。そして積極的に手拍子を求め、オーディエンスとの一体感も作り出しつつ約30分のライブを完遂。リンゼイは「ありがとう!」と両手を合わせ観客に感謝の思いを伝えてステージをあとにした。

3番手を務めたのは、たびたび来日公演を行っているAll Time Low。バンドロゴが描かれた横断幕をバックにメンバー4人が現れると悲鳴混じりの歓声が沸き、1曲目からシンガロングが起きるほどの盛り上がりに。バンドが奏でるパワフルでポップなサウンドにオーディエンスは興奮し、フロアからステージに向かってブラジャーが投げ込まれる場面もあった。またアレックス・ガスカース(Vo, G)とジャック・バラカット(G)は豪快で奔放なパフォーマンス同様に、MCでも自由すぎるキャラクターを発揮。お互いをいじったり、女性ファンをステージに上げ下ネタを翻訳させたりとトークでもファンを楽しませる、最後は「Thank you guys! I love you!」と叫んで陽気に去っていった。

この日が2016年初ライブとなったONE OK ROCKは、来日バンド勢に負けぬ気合いの入ったライブを展開。Taka(Vo)が「お前らの本気を見せてくれ!」と煽ったことが火種となり、怒号のような歓声が起きたり、曲によってはサークルがフロアに生み出されたり異様な熱気が場内に漂う。なお4人は「The Beginning」「Mighty Long Fall」といった激しいナンバーの一方で、アコースティックスタイルでの「Wherever you are」を盛り込んだ幅広いセットリストでライブを進行。「ひさびさの日本でのライブです。テンションめちゃめちゃ上がってます!」とTakaが語っていた通り、短い時間ながらもテンションの高い情熱的なパフォーマンスを披露した。