小保方晴子氏の手記が総合首位 “STAP騒動”胸中綴った『あの日』に反響

『あの日』小保方晴子(講談社)
オリコン

 STAP細胞論文の不正問題をめぐり論文の筆頭著者で元理化学研究所研究員の小保方晴子氏が執筆した手記『あの日』(講談社)が、週間3.6万部を売り上げ2/8付オリコン週間“本”ランキングの総合部門にあたるBOOK部門で1位を獲得した。

<一昨年>STAP細胞・小保方さんの読書感想文本がTOP20入り

 論文が発表されるやいなや“リケジョの星”として多くの称賛を集めるも問題発覚から一転“疑惑の人物”として国民の奇異の目にさらされることとなった小保方氏。同氏が研究者を志した動機からはじまり、論文発表から撤回までの経緯、現在の心境などが全15章で綴られる同書では、小保方氏の視点による“一連の騒動の真実”が明かされている。

 そのほか、文庫部門では、今秋に渡辺謙主演による映画公開も決定したミステリー作品『怒り』の上下巻(ともに中央公論新社)が2作同時TOP5入り。上巻は週間売上2.2万部で先週10位から2位、下巻は週間売上1.9万部で先週15位から4位となり、そろって好調を示した。