【ワシントン時事】マケイン米上院軍事委員長(共和)は3日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設について「発作的に繰り返される議論と後退、沖縄自体の政治問題が、私や他の委員の不満の種になっている」と述べ、県内の政治状況によって進展が左右される現状にいら立ちを示した。

 マケイン氏はオバマ政権のアジア重視戦略の履行をテーマにした公聴会で、中国の台頭を含む幅広い課題について質問。移設に関し、現行計画を支持すると改めて表明した上で、安倍晋三首相がこれを履行していくと確信していると述べた。