【ソウル共同】韓国外務省当局者は4日、旧日本軍の元従軍慰安婦だった韓国人女性で、支援の市民団体の施設で生活していない21人のうち、昨年12月の日韓合意を肯定的に受け止めている人が16人に上ったと明らかにした。

 日韓合意に対しては、元慰安婦の生活支援をしている二つの市民団体や研究者グループが強く反発。今回こうした団体施設で暮らす元慰安婦からは意見を聞いていない。

 韓国政府はこれまで韓国人女性238人を元慰安婦と認定し、うち生存者は46人。韓国外務省はこのうち、韓国に暮らす18人と中国に住む3人について、本人や保護者と接触した。