「女子高生社長」で話題! 18歳社長・椎木里佳さんの高校生活について

中学3年生で起業、現在は現役高校3年生の株式会社AMF代表取締役社長として、活躍の幅を広げ続けているのは、「女子高生社長」として一躍有名人となった“椎木里佳”さん。今回はそんな読者層と同年代でもある椎木社長の高校生活について、お話を伺いました。

女子高生としての“椎木里佳”

――椎木さんは、学校ではどんな存在なんですか?

椎木さん(以下、敬称略):え、クズいです(笑)。

ークズい!?(笑)

椎木:多分想像しているキャラとは全然違うと思います。例えば、文化祭とか人だかりができてるイベントがあっても、我先に前に出ようとしたりするので(笑)。

――高校では「ウェーイ!」って感じなんですか?(笑)

椎木:学校ではパリピ(パーティーピープル)キャラ、ということにしておいてます。カワイイと言われることもなければ、特別しっかりしてるねとも言われないですし、居心地よく感じていますね。逆に友人からうるさいと注意されるような、馬鹿っぽい存在ではあります。

――友達とはどんなことして遊んでいるんですか?

椎木:放課後はとにかく、カフェ巡りしていますね。

――オシャレピープルでもあるんですね。

椎木:いえ、JKはいかに効率よく時間を潰すか、ということが大事とされているので(笑)。みんなで買い物にいったりとかはしないですね。学校が終わって16時ごとにカフェにいって、話していると気づけば18時くらいになっていて。でもまだ帰るのには早いよね? ということでカフェをはしごして、20時前にはバイバイしてって感じですね。

――忙しくても、友人と一緒にいる時間は大切にされているんですね。

椎木:やっぱり仕事していると、友達と遊ぶ時間が少なくて、3週間に1度あるかないかくらいなんです。気がつくと、“女子高生マインド”を忘れがちなんですよね。なので、友達と遊ぶ時間で取り戻していく、みたいな、大切な時間です。

SNSとの向き合い方

――イマドキ女子高生の間では、どんなSNSが流行っているんですか?

椎木:ツイッターとインスタグラムが二強ですね。フェイスブックは実名制なのを恐れて退会している子が多いです。

――高校生として、日ごろからSNSとどう向き合っていますか? 向き合い方についてお伺いしたいです。

椎木:向き合い方ですか(笑)。実は、私に最初にお仕事の話をしていただいたのが、某大手IT企業さんでして。そのきっかけが、某掲示板サイトの炎上だったんですけど、たくさん刺される要素を持っていた自分が串刺し状態にされていたときのことでした。


リアル友達に悪口をいわれたりして、結構へこんでいたものの、こうやって仕事になるということが分かった途端、逆に利用してやろうという意識が芽生えて(笑)。
例えばツイッターで、「あ、こんなツイートすればスレが立つな」って予測をしてつぶやきを投稿すると、案の定掲示板サイトでバズってる(流行してる)んですよ(笑)。こうして、大きな釣り針を用意すると話題になるし、なればなるほど仕事の話もきたりするので、有難いなって思います。なので、SNSは時に武器となるので、自分なりに、上手に活用するしかないのかなと。

We are the future.

――最後になりますが、マイナビ進学U17の読者のみなさんに一言お願いします。

椎木:最近よく「We are the future.」って思うんです。私たちの世代はいわば「さとり世代」と呼ばれていて、周りの友達をみても、将来やりたいことが特になくて、何となくで生きている子が多いんです。でも結局、いまいろいろ国の経済を支えている団塊世代のおじさんたちが今後の日本を担っていくわけではなくて、私たちなんだってことを自覚すべきじゃないかなって思います。しかもそれは「高学歴」と呼ばれる子たちが、特にその意識じゃないといけないといけなくて。当事者意識をしっかりと持って、自分にできることを探して欲しいなって思います。

「We are the future.」の言葉通り、自分たちの未来は自分たちで担っていかなければなりません。それに、どれだけ学歴が良くても、社会に貢献できなくては意味がありません。未来をつくっていく世代である当事者意識を持って、明日を大事に生きていくことから始める必要があるのではないでしょうか。

【プロフィール:椎木里佳(しいき りか)】


“女子高生社長”として知られ、都内の高校に在学しながら、株式会AMFを経営。若干18歳で、学業のかたわら、スマホアプリの開発や各種イベント企画プロデュース、マーケティング事業を展開している。

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