【サプライズ(米アリゾナ州)時事】米大リーグ、レンジャーズのダルビッシュ有投手は18日、キャンプ地の米アリゾナ州サプライズで覚せい剤取締法違反で逮捕された元プロ野球選手清原和博容疑者について触れ、「セカンドチャンスを持てる社会にならないと」と述べて更生後の社会復帰の必要性を訴えた。ダルビッシュと清原容疑者は交流があった。

 ダルビッシュは「こちらでは1度薬物に手を出しても、もう一度チャンスをもらっている」と指摘。大リーグでは薬物中毒から立ち直った選手もおり、レンジャーズではハミルトン外野手がコカイン依存症などから再起した。ワシントン前監督も2010年に、コカイン使用が明らかになった後も監督を続けた。

 レンジャーズはこの日、バッテリー組の春季キャンプ集合日。ダルビッシュはキャッチボールの相手を座らせて10分間程度、速球やチェンジアップを投げるなど、軽く調整した。