「どうでもいいかなぁ」“『エヴァンゲリオン』×女性下着ブランド・PJ”コラボ下着発売もファン勃たず!? | ニコニコニュース

『バンダイファッションネット』より。
おたぽる

 2月17日、昨年10月に先行受注で大反響を呼んだ『新世紀エヴァンゲリオン』(以下、『エヴァ』)と、女性向けランジェリーブランド・PEACH JOHNのコラボレーションランジェリー・ルームウェア「PEACH JOHN×EVANGELION」が、いよいよ一般発売。しかし、もはやコラボばかりでうんざりしている『エヴァ』ファンも多く、女性下着にすら勃起不全となってしまっているようだ。

 昨年、2015年は作中の舞台の年でもあり、TVアニメ放送20周年ということで、ヨウジヤマモトの新ブランド・Ground Y、インターネットカフェ・自遊空間、『パズル&ドラゴンズ』をはじめとしたガンホーの4タイトルなど、さまざまなコラボを行い、賑やかだった『エヴァ』。だがしかし、肝心の劇場版『シン・エヴァンゲリオン』の公開はおろか、公開日すら発表されず、何が記念イヤーなのかさっぱりわからないまま越年。大晦日には、ニコニコ生放送でTVアニメ全26話一挙放送されたのだが、話題にすら上がっていないところを見ると、すでにファンは嫌気が差しているのかもしれない。

 ところがそんなファンの思いはどこ吹く風、年が明けてもコラボは止まらず、17日に「PEACH JOHN×EVANGELION」の一般発売が開始された。以下、全6種類の商品をざっと紹介。

■EVAモデルレーシィブラセット
販売価格:7,538円(税込)
サイズ:B65~D75(全9サイズ) ※パンティーは1サイズ
カラー:シンジ(ブルー)/レイ(ホワイト)/アスカ(レッド)/カヲル(グレー)/マリ(ピンク)
特徴:本格的なレースを施した、ビスチェ風のブラとパンティーのセット。パンティーの裏側には、各キャラクターの搭乗した機体番号をプリント、レースには密かに“EVA”のロゴが隠されている。パンティー中央の縦ラインがエロい。

■ロンギヌスの槍ブラセット
販売価格:6,458円(税込)
サイズ:B65~D75(全9サイズ) ※パンティーは1サイズ
カラー:ホワイト/ワイン/ネイビー
特徴:ロンギヌスの槍をモチーフにした、大人っぽいデザインのブラとパンティーのセット。ブラ&パン共に、第6の使徒をイメージしたチャームがついている。「俺の槍が……」
とか言う男性がいそう。

■ノンワイヤーブラセット
販売価格:5,378円(税込)
サイズ:S/M/L ※パンティーは1サイズ
カラー:A.T.フィールド(オレンジ×パープル)/使徒(ブラック×ホワイト)
特徴:ノンワイヤーなので使いやすく、『エヴァ』ファンはもちろん、誰にでも着やすいカジュアルなデザインにアレンジ。A.T.フィールドの日は、ガードが堅いのかもしれない。

■レーシィドレス
販売価格:7,538円(税込)
サイズ:S/M
カラー:レイ(オフホワイト)/アスカ(ブラック)
特徴:繊細なオールオーバーレースを使用した、ミニ丈のワンピースタイプのランジェリーで、ルームウェアとしても使用可能。宅配便など、急な来客なら対応できそうだが、ノーパンであることを忘れずに。

■ドールセット
販売価格:7,538円(税込)
サイズ:S/M ※カバーショーツボトムは共通サイズで1サイズ
カラー:アクア
特徴:第3新東京市立第壱中学校の制服をアレンジ。ワイヤー入りのドールタイプのランジェリーで、柔らかいチュールをメインに、カップにはレース、袖やオーバーパンツにはシフォンを使用した、柔らかくかわいらしい印象のセットアップ。フランスの強欲な娼婦の元締めが着ていそう。

■ペンペンオールインワンセット
販売価格:8,618円(税込)
サイズ:1サイズ
カラー:ブラック
特徴:身生地がボア素材で暖かい、ミサトと同居するペンペンになりきれるオールインワンタイプのルームウェアとルームシューズのセット。ピカチュウとかのあれ。好んで着るタイプはそのままドン・キホーテに行けるイメージ。

 ペンペン以外は、デザインもポップでかわいらしい印象を受ける。しかし、同じくPEACH JOHNから発売されている『美少女戦士セーラームーン』のように、登場キャラクターたちと強くイメージが結びついているような代物でもないため、ひと目で『エヴァ』と気づく人は少なそう。すなわち、『エヴァ』でなくても構わないということだ。

 実際、ファンからも「これ着てても気づかないよ」「セラムンも大概だが、まだわかった。でも、これはわからない」といった声が上がった。また、あまりの無難さに「日常で使うことを優先すると、こうなるよね」「思ったよりまともだった。童貞には受けないかもしれないけど」という声も。

 しかし、そんな風に言ってくれる人はまだ『エヴァ』に優しいのかもしれない。すでに興味が薄れてしまい、「なんかもうどうでもいいかなぁ」「『エヴァ』ってなんだっけ?」というファンも多く見受けられた。コラボを出せば出すほど、ファンのシンクロ率は下がる一方なのかもしれない。