IS幹部狙い空爆、死亡か=邦人犠牲のテロ関与―リビア

 【カイロ、ワシントン時事】米軍は19日、リビア西部サブラタで過激派組織「イスラム国」(IS)の訓練施設に空爆を加えた。米当局者によれば、チュニジア出身で、日本人の死者も出たチュニジアでのテロ攻撃に関与したヌルディーヌ・シュシャン幹部が死亡した可能性が高い。AFP通信は、空爆により40人以上が殺害されたと伝えた。

 シュシャン幹部は、昨年3月にチュニジアの首都チュニスで起きた博物館襲撃事件に関わったとみられている。事件では、日本人3人を含む22人の死者が出た。シュシャン幹部はさらに、同6月にチュニジア中部スースのホテルが襲撃を受け、英国人ら38人が殺害された事件への関与も疑われている。