なべおさみ 日航機ハイジャック事件の裏話「40年間黙っていた国際航空法違反」 | ニコニコニュース

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タレントのなべおさみが、19日に放送された「ダウンタウンなうSP【坂上忍と本音でハシゴ酒】」(フジテレビ系)に出演。
過去には数多くのバラエティ番組に出演していたなべおさみ。
1991年に息子のなべやかんが明治大学替え玉受験を起こしてから、芸能界からほぼ姿を消した状態となっていた。

そのなべおさみが、昨年「やくざと芸能と 私の愛した日本人」を出版し、その内容が衝撃と噂になっている。
1974年の日航機ハイジャック事件に遭遇したなべ。
飛行機の中に8時間も閉じ込められて、死ぬ恐怖をリアルに体験している。

実は、40年間黙ってきた裏話があるという。
「(乗客の)中に、犯人がいるって機内放送をしちゃう機長だった」という。
犯人は1人で、コックピットの中にいるのが犯人だった。
「犯人の皆様にお願い申し上げます。私たちはあなたの要求に従順に従っております。どうか機内で爆弾だけは使用しないでください」と機長がアナウンス。

大勢の乗客の中で「誰が仲間?」と思ってしまい、「仮にも芸能人で名前がちょっとだけでも売れていたら、オレは犯人の仲間じゃないとなる。オレがやらざるをえないでしょ?」と、機内で赤ちゃんが泣いていたら毛布を渡し、「水を配れ!」「アメはもうないのか」と仕切ったそうだ。

そして、「8時間閉じ込められていますから、鼻についているのは失禁とか脱糞とかの臭い。本当の恐怖ってそんなものです」と悲惨な状況を告白。

最後には、なべが後ろのドアを開き、カーテンでロープを作って、少し開けたところから乗客を降ろした。
その後、機動隊が入ってきたので、脱出シートを引いて全員を逃し、最後になべが降りた。しかし、下に降りると、誰もおらず、みんなは既に日航の人達が連れていったあとだった。
そこから1時間かけてターミナルまで歩いたが、着くと日航の人が駆け寄ってきて、小さな部屋で軟禁状態にされた。

そこで、「あなたは国際航空法に違反しています。あなたがドアを開けたでしょ?あれは日航職員しか開けられないんです。だからうちはそれを秘密にします。だからあなたも秘密にしてください」と言われたために、「僕、このことについては40年間しゃべらなかった」とずっと黙っていたが、ついに告白したという。

40年間黙っていたことは、大きなことだろうと思ったが、思うほどのものではなかった。
国際航空法に違反していたなべ。
そのことを当時に明かしていたら、いったいなべはどうなっていたのだろうか?