奇祭「西大寺会陽」で宝木の投下を待つ、本堂に集まった大勢の男たち=20日夜、岡山市の西大寺観音院
共同通信社

 毎年約9千人の男が白いふんどし姿になり福男を目指して宝木を激しく奪い合う奇祭「西大寺会陽」が20日夜、岡山市東区の西大寺観音院で開かれた。「裸祭り」として知られ、室町時代から続く伝統行事で、ことし507回目。

 参加者は午後8時ごろ、「ワッショイ、ワッショイ」と声を上げながら境内に入場。冷水で身を清め、本堂でぎゅうぎゅう詰めになりながら待った。午後10時、本堂2階の「御福窓」から長さ約20センチ、直径約4センチの宝木2本が投げ込まれると、待ち構えた男たちが手を伸ばして奪い合った。

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