1万6千人古都駆ける 京都マラソン、山中教授も

 「京都マラソン2016」で、世界遺産の仁和寺前を走るランナーたち=21日、京都市
共同通信社

 古都を市民ランナーが駆ける「京都マラソン2016」が21日、京都市であり、フルマラソンには国内外から約1万6千人が参加した。12年に始まった大会は5回目で、東日本大震災からの復興がテーマの一つ。京都大iPS細胞研究所の山中伸弥教授も完走した。

 西京極総合運動公園を午前9時にスタートした参加者は、嵐山などの観光名所を通り、平安神宮前に至るルートを駆け抜けた。

 世界遺産の仁和寺前では僧侶が「想い出そう!復興支援の灯」と書かれた横断幕を手に、エールを送った。

 山中教授はゴール後、「マラソンは自分への挑戦でもある。完走しタイムも更新できて最高です」と話した。