米軍普天間飛行場の辺野古移設反対を訴え、国会を取り囲む稲嶺進名護市長(手前右)と参加者ら=21日午後
共同通信社

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対する集会が21日、全国各地で開かれた。東京では、参加者が手をつないで国会の周りを囲み「新基地建設絶対反対」「辺野古を守れ」と訴えた。

 東京の集会は市民団体が主催し、約2万8千人(主催者発表)が参加。国会周辺の歩道では、辺野古の美しい海をイメージした青いジャンパーや青い布を身に着けた人たちが「沖縄の民意に従え」と声を上げた。

 名護市から駆け付けた稲嶺進市長は「政府は『辺野古しかない』と強引に埋め立て工事を進めようとしているが、正義と道理はわれわれにある」とあいさつした。