農村出身恋人の実家で出された家庭料理に「吐き気がする」!? 上海人の“勘違い”選民意識に批判殺到! | ニコニコニュース

女性が思わず「吐きそう」とつぶやいた料理。確かに、見た目は貧相だが……。
日刊サイゾー

 春節を恋人男性の実家の農村で過ごした上海出身の女性が、ネット上に「別れたくなった」と書き込んだことが、大きな話題となっている。

 つぶやきとともに投稿されていたのは、彼の実家で出されたという料理の写真。ステンレスの器に無造作に盛られた料理は、春節のごちそうというイメージからはかけ離れたものである。彼女はこの料理に関し、「吐き気がする」というコメントも残している。

 女性は1988年生まれで、外資系の人事部で働く、父も母も上海出身という生粋の上海人だが、交際して1年になる男性は、江西省の農村部出身だ。女性は、仕事がよくできて外見も好みの彼を気に入っており、結婚も視野に入れていたというが、彼の帰省についていったことで、気が変わってしまったようだ。

 このつぶやきは、投稿から1週間以上がたった今でも、ネット上で論議を呼んでいる。中国版Twitter「微博」上では、

「お前の3代前の先祖だって、貧乏だったんじゃないのか」
「男と結婚するんであって、男の家に嫁ぐわけじゃない。2人が頑張って生活をよくしようとすればいい話。嫌なら付き合う必要ない」
「魚と肉があるじゃん。ほかにまだ何を食いたいんだ?」

といった、批判的な書き込みが。また「上海人は、自分たちが一番と思っていて、ほかの地域出身者をいつも見下している」と、選民意識を批判するような声もある。

 一方で「育った家庭の文化水準や生活習慣の差がありすぎると、結婚生活は難しい」などと、彼女の肩を持つ書き込みも少なくない。

 微博上ではこのほかにも、やはり農村部にある夫の実家に共に帰省した都市出身の女性が、立ったまま食事をさせられるなどといった男尊女卑的な扱いを受け、離婚を考えたという内容や、いわゆる「ニーハオ・トイレ」を避けて桶で用を足したという内容の投稿が話題となっている。

 地域間の経済格差が一向に是正されていない中国。都市と農村、それぞれの出身者の間にも、深い溝が横たわっている。
(文=青山大樹)