経営危機ボルトン、12億で買収に合意…西澤氏元同僚のOBが救いの手 | ニコニコニュース

ボルトンの本拠地マクロン・スタジアム [写真]=Getty Images
サッカーキング

 チャンピオンシップ(イングランド2部)所属のボルトンは22日、クラブ買収で合意に至ったとクラブ公式HPで発表した。

 多額の負債や税金の未払いがあるボルトン。22日までに改善ができなければ破産宣告をするようにHMRC(イギリスの歳入税関庁)から通達されていた。発表によると、クラブOBのディーン・ホールズワース氏が率いる団体『スポーツ・シールド・コンソーシアム』と買収契約を結ぶため、HMRCに14日間の猶予が与えられたという。

 クラブの新会長に就任すると見られているホールズワース氏は、かつて元日本代表FW西澤明訓氏とともにボルトンでプレー。イギリスメディア『BBC』によると、同氏は最初に750万ポンド(約12億円)で保有権を獲得し、以降の5年間で1250ポンド(約20億円)を支払う見通しとなっている。

 同クラブは、2001-02シーズンから12-13シーズンまでプレミアリーグに所属。11年の間に西澤氏、元日本代表MF中田英寿氏、FW宮市亮(現ザンクトパウリ)が在籍した。今季はチャンピオンシップで32試合を終えて4勝13分け15敗で、残留圏の21位MKドンズには6ポイント差をつけられて24チーム中23位に沈んでいる。