シリアの首都ダマスカス近郊と中部ホムスで21日、連続爆弾テロが相次ぎ、AFP通信によると民間人多数を含む少なくとも計142人が死亡した。写真はホムスで起きたテロで被害を受けた建物【EPA=時事】
時事通信社

 【カイロ時事】シリアの首都ダマスカス近郊と中部ホムスで21日、連続爆弾テロが相次ぎ、AFP通信によると民間人多数を含む少なくとも計142人が死亡した。いずれもアサド政権の支配地域が標的となっている。過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。

 ダマスカスでは、郊外にあるイスラム教シーア派の「サイエダ・ゼイナブ廟(びょう)」付近で4回にわたって自爆や自動車爆弾による爆発があり、少なくとも83人が死亡した。アサド大統領が属するイスラム教アラウィ派の住民が多いホムスのザフラー地区では、2度の爆発により59人以上が犠牲になった。