【レポート】男よ、これが働く女性の"理想のリビング"だ - 実物大展示を見てきた | ニコニコニュース

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●10人の女性のリアルな悩みと理想を凝縮
誰でも一度は、"住んでみたい家"や"理想の住まい空間"を思い描くことがある。かゆいところに手が届くような、自分のライフスタイルにぴったりとフィットした住まい。それは生活の1つの理想形だろう。

分譲住宅「Brillia(ブリリア)」を展開する東京建物は、2月28日までACTUS新宿店(東京都新宿区)にて「Bloomoi Mates(ブルーモア メイツ) "理想のリビング空間"」の実物大展示を行っている。女性のみならず、男性も見逃せないそのポイントを紹介しよう。

○住まいを描くのは"働く女性"10人

東京建物が実施している「Bloomoi Mates」は、一般公募により選ばれた女性10人で構成されたメンバーによるプロジェクトだ。"働く女性"という点を除けば、単身や夫婦世帯、子供も含めたファミリー世帯と、メンバーは年齢もライフステージもさまざま。

同プロジェクトの目的は、事業や建物の制約に縛られることなく、「働く女性がもっと幸せになる住まい」を創出することだという。空間づくりに先立ち、グループインタビューやWEB調査などを行いながら、働く女性が持つリアルな悩みと理想を抽出。約1年間に渡る試行錯誤を経て、平面図、立体模型とステップアップしていき、今回の実物大展示が実現した。

○リビングには細かい配慮が

早速"理想のリビング"を見てみよう。今回展示されたのは、キッチンとダイニング、リビングが一体となったリビングダイニングだ。

リビングの入り口には、外から帰ってきてすぐにバッグやアクセサリーを置けるチェスト「Bloomoi Rack(ブルーモア ラック)」を配置。「帰ってすぐに荷物を置きたいが、床には置きたくない」という声に応えた。低めのアイテムにすることで、圧迫感なく生活の邪魔にもならないように配慮もしてある。

リビングの中心となる大型ソファには、L字型のものを採用。テレビに向かって足を伸ばしてくつろげるのはもちろん、友人が大勢遊びにきても、向かい合って会話を楽しめるように工夫している。

壁面の収納では、おしゃれに飾りたいものをディスプレーしつつ、見せたくないものは隠してしまえるように2種類の棚を並べて配置。容量もたっぷり確保してあり、「リビングで化粧することが多いが、化粧BOXを収納しておく場所がない」という声にも応えた。

次のページでは、ちょっとしたうれしい仕掛けがいっぱいのダイニングとキッチンを紹介する。

→キッチン横の"隠し扉"とは!?

●キッチンの横に"隠し扉"!?
○手元が隠れるアイランドキッチン

次はダイニングとキッチン空間を紹介。キッチンは、リビングの様子も見えて回遊もしやすいアイランドキッチンとなっている。オープンな作りでありながら手元は隠せるようになっているので、ホームパーティーなどにも対応可能。

キッチンの端には、爪切りや文房具、領収書や診察券などこまごまとしたものをまとめてしまえる収納「Bloomoi Pocket(ブルーモア ポケット)」を装備。上段は取り出しやすい引き出し式で小物の収納に最適。下段は扉がついた大容量の収納スペースとなっており、書類やはがきの整理・保存もできる。

○隠れたプライベート空間も!

この空間で最も特徴的な仕掛けが、「Bloomoi Library(ブルーモア ライブラリー)」だ。キッチンの壁面についた扉を開けると、なんと中には机・棚付きの小さな部屋が! この空間は、料理の合間にちょっとした作業ができるワークスペースとして利用可能。棚や扉の裏側を飾って、自分だけの空間装飾も楽しめる。

また、扉がついているため、急な来客時には物を隠せる空間としても活用できるのが特徴だ。キッチンが近いため、作業に夢中になって鍋の吹きこぼれに気づかない……なんてことも防げそう。レシピブックやノートPCを置いておくのも良さそうだ。

働く女性のリアルな悩みに応える形で設計された「理想のリビング」。東京建物によると、今後、「Brillia」の物件にこれらのアイデアが落とし込まれていく意向もあるそうだ。夫婦や家族のあり方もより多様なものになっていく今、男性も知っておきたい生活のヒントが詰まった空間と言えるのではないだろうか。

(諫山大樹)