大事なことは漫画が教えてくれた! 漫画で覚えた日常の知識 | ニコニコニュース

好きこそものの上手なれ!
ヒトメボ

 大人は「本を読め!」と言うけれど、友情努力勝利……幼い頃、漫画から学んだことは数知れないと思います。キャラクターの生き様が、自分の人生観に影響している、なんて人もいるかもしれません。今回はヒトメボ読者に「漫画で覚えた日常生活で使える知識」について聞いてみました。

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●中国茶のテーブルマナー


「ジョジョの奇妙な冒険の三部で花京院典明が言っていた『香港では茶瓶の蓋をずらすとおかわりを持ってきてくれる』というテーブルマナー。香港に旅行した際に半信半疑でやってみたら本当におかわりが来て感動した。勿論人差し指で二回テーブルを叩き『ありがとう』のサインもしてきましたよ」(東京・28歳女性)

 「フフ、これは『お茶のおかわりが欲しい』のサインだよ」ですね。ピータンと豚肉のお粥もおいしそうでした。

●洋楽バンド


「作者の荒木さんが大の洋楽ファンで、スタンド名や技名が洋楽のバンドからとっているのは有名な話ですが、僕は当時まだ中学生で音楽の知識に乏しかったので、ジョジョから洋楽バンドの知識を得ました」(岡山・32歳男性)

 やっぱり『ジョジョ』は人気ですね。Queenの「Another One Bites The Dust」を聞いたときは吉良吉影にピッタリの曲で痺れました。また、アニメのEDも荒木さんチョイスで渋いですよね。

●バスケットボールのルール


「某テニス漫画など、最近のスポーツ漫画にトンデモ設定は付き物ですが昔のスポーツ物は知識として使える物が多かった。僕が学生の頃に流行っていたスラムダンクなんかが特にそうで、それに憧れてバスケ部に入部した。勿論、ルールは漫画で学んだ」(京都・34歳男性)

 そういえばスポーツの基礎を体得する為に何話も費やす漫画って、最近ではあまり見かけないかも? キャラクターと一緒に学んで、努力できるのはスポーツ漫画のいいところですね。

●暗記法


「『朝は数学など思考力を必要とする問題に適している。更に起きてから3~4時間後脳は最も活発になる。この時に数学をするのだ』これを実践した所、苦手科目だった数学の成績がどんどん上がっていき、無理だと言われていた志望校に合格出来ました。ドラゴン桜ほど人生に大きな影響を与えた作品はないです」(青森・ 26歳女性)

 ドラゴン桜の暗記法は私も受験勉強の際、たくさん実践したものです。ストーリー仕立てに単語を暗記する方法が特に為になりました。

●世界史(フランス革命)


「私はカタカナばかりの名前がどうしても頭に入ってこなくて世界史が長年苦手科目でした。そんな時友人にフランス革命はベルばらを読んだら大体覚えられるよと勧められ、読んでみたら本当にすんなり頭に入ってきました。それ以来、歴史は得意科目の一つになりました」(三重・30歳女性)

 勉強が苦手な方でも漫画からならすんなりと頭に入りますよね。歴史上の人物もキャラクターとして覚えられるのでとても良い勉強方法だと思います。私は幕末物を沢山読んでいました。

●ゴルフの起源?


「魁!!男塾で『ゴルフの発祥は中国の宋家二代 「呉竜府」(ごりゅうふ)が起源』という文を読み、長年そう思い込んでいた。大人になり接待でゴルフに行った際にこの豆知識をひけらかした所『アレを真に受けている奴がいるのか』と大笑いされ、恥をかいた。穴があったら入りたいとはこの事……」(沖縄・34歳男性)

 きっと『民明書房』の情報を真に受けたという少年は多いはず。大人になっても信じているパターンはかなり稀だとは思いますが……。

 子どもの頃に夢中になって覚えたことは、意外と大人になってからも頭の片隅に残っていたりするものです。とはいえ、為になる知識のなかにとんでもないウソ知識も紛れ込んでいるのが漫画の世界。ドヤ顔で披露する前に、一応きちんと調べておくのが賢明かもしれませんね。

(天音ほのか/Concent)