東京・靖国神社の公衆トイレで昨年11月、爆発音がして不審物が見つかった事件で、警視庁公安部は25日、火薬類取締法違反(無許可輸入)と関税法違反(無許可輸入未遂)の疑いで、韓国人の全昶漢容疑者(27)=建造物侵入罪などで起訴=を再逮捕した。逮捕は3度目。

 公安部によると、A級戦犯の合祀をめぐり「韓国の抗議に日本が真摯な対応を見せないと感じていた。靖国を攻撃すれば騒ぎになり、関心を引けると思った」と供述。米ボストン・マラソンでのテロで使われたとされる圧力鍋爆弾を作り、本殿に仕掛けることも考えたと話している。