住野よる氏の小説第2作が初TOP10入り 『ぐっすり絵本』3週連続首位 | ニコニコニュース

『また、同じ夢を見ていた』住野よる(双葉社)
オリコン

 小説投稿サイトへの投稿をきっかけに昨年作家デビューした、注目の新鋭・住野よる氏の最新作『また、同じ夢を見ていた』(2月19日発売)が、週間1.6万部を売り上げ、2/29付オリコン週間“本”ランキングの総合部門にあたるBOOK部門で9位にランクインした。

“子どもがぐっすり眠れる絵本”初のトップ3

 住野氏は投稿サイト「小説家になろう」へ投稿した『君の膵臓(すいぞう)をたべたい』で昨年6月にデビュー。衝撃的なタイトルからは予想がつかない爽やかで切ない青春ストーリーで、発売直後から多くの反響を呼び、「2016年本屋大賞」にノミネートされ、累計売上は30万部を記録。今週付の同部門でも16位にランクインするなどロングセラーとなっている。2作目となる『また、同じ夢を見ていた』は、デビュー作の勢いを受けて好調な滑り出しとなった。

 そのほか、BOOK部門では“読むだけで子どもがぐっすり眠れる絵本”として注目を集めている『おやすみ、ロジャー魔法のぐっすり絵本』(著:カール=ヨハン・エリーン、監修:三橋美穂)が、3週連続で1位を獲得。また、週間売上部数を2/8付から4週連続で更新(3.0万部→4.7万部→5.7万部→6.5万部)するなど、勢いを増している。

 コミック部門では、鈴木央氏の『七つの大罪』19巻(2月17日)が週間売上35.1万部で首位を獲得。道作の首位は第14巻以来で、通算で4度目。文庫部門では、2013年にNHK総合でドラマ化もされた池井戸潤氏の最新文庫『七つの会議』(2月19日発売)が週間売上4.1万部で1位となっている。