夜空で千分の1秒ほどのフラッシュのように電波が観測される謎の現象の正体は、50億光年離れた天体の大爆発とみられるとする「すばる望遠鏡」の観測結果を、東大などのチームが25日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

 この現象は数年前に見つかって以来、十数回観測されたが、発生源が宇宙にあるのか地球の大気なのかも不明だった。戸谷友則東大教授(天文学)は「(重くて小さい)二つの中性子星が合体したのではないか。重力波の観測と連携し、さらに正体に迫りたい」と話している。

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