【ロンドン共同】原油価格の下支えを狙った主要産油国による増産凍結を話し合う会合が、3月に開かれる見通しとなった。経済制裁が解除されたイランは凍結に否定的で、サウジアラビアは凍結実現後に「次の一手」となる減産には消極的な姿勢を示している。各国の思惑の違いが浮き彫りとなり、原油安を是正できるかは依然不透明だ。

 サウジやロシアなど4カ国は16日、他の産油国の参加を条件に1月の生産量を維持することで合意した。3月の会合ではこの案を軸に産油国が増産凍結の取り決めに署名したい考えだ。参加国の顔ぶれや凍結期間が焦点となる。

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