二・二六事件で殉職した警察官の追悼行事で、黙とうをささげる警視庁のSP(警護官)ら=26日午前、東京・北の丸の弥生慰霊堂
共同通信社

 陸軍の青年将校らがクーデターを起こした二・二六事件から80年となった26日、事件で殉職した警視庁の警察官5人を追悼する行事が東京・北の丸の弥生慰霊堂であり、SP(警護官)ら85人が黙とうをささげた。

 ダークスーツに赤ネクタイ姿で参列したSPと制服姿の首相官邸警備隊員らは、殉職した警察官がまつられている社殿に黙とうした。

 終了後、警護課の関岡明課長は「時が経過しても要人警護の重要性、困難性は変わることはない。先輩方に恥じないよう緊張感を持って任務に当たりたい」と話した。

 事件は1936年2月26日未明に発生した。