高校の調査委員会から報告書を受け取る遺族(手前)=26日午前、熊本市
共同通信社

 熊本県で2013年8月、無料通信アプリ「LINE(ライン)」の書き込みでいじめを受けた熊本市の県立高校1年の女子生徒=当時(15)=が自殺した問題で、高校の調査委員会は26日、ライン上の脅迫的な書き込みなど五つの行為をいじめと認定したが、自殺に直接的な影響を与えたとは認めがたいとの報告書を公表した。

 調査結果を受け、熊本市で記者会見した生徒の母親(48)は「娘の死は100パーセントいじめが原因と思っていたのに、納得できない」と批判。報告書作成に時間がかかったとして、学校側に不信感を示した。