辰吉丈一郎が江口洋介を「表現力がすごい」と絶賛 | ニコニコニュース

辰吉丈一郎と江口洋介の意外な交流関係が明かされた
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プロボクサー辰吉丈一郎を追ったドキュメンタリー『ジョーのあした-辰吉丈一郎との20年-』の初日舞台挨拶が、2月27日にヒューマントラストシネマ渋谷で開催され、辰吉丈一郎と阪本順治監督が登壇。スペシャルゲストとして江口洋介が登場し、花束を手渡した後、熱いトークを交わした。

【写真を見る】辰吉丈一郎に笑顔で花束を渡す江口洋介

「辰吉!辰吉!」と威勢の良い辰吉コールで出迎えられた辰吉は「俺はまだ引退してません」とアピール。20年をかけて、辰吉を撮り続けてきた阪本監督は「20年前は手弁当で、自主制作で始めました。今回、日本映画チャンネルさんに後ろ盾になっていただいて、映画館で上映できて本当にうれしいです」と感謝した。

辰吉と江口は、阪本監督の『どついたるねん』(89)の打ち上げで出会ったそう。江口の主演ドラマ「ひとつ屋根の下」(93)を家族で観ていたという辰吉は「毎回観てました。熱いじゃないですか」と江口を称えた。

すでに『ジョーのあした-辰吉丈一郎との20年-』を観ていた江口は「辰吉さんが、栄光に向かって、光と影のなかで自問自答している。観ていて熱くなりました」と絶賛。辰吉は「表現力がすごいわ。上手い」と江口のコメントを聞いて感心しきりだった。

最後に辰吉は「監督には申し訳ないけど、僕が出てるのは、こっ恥ずかしい。今日観たことは忘れてください。あ、観てくれるのは良いです」とおちゃめに締めくくり笑いを取った。

『ジョーのあした-辰吉丈一郎との20年-』は、『BOXER JOE』(95)で辰吉を撮った阪本監督が、その後20年間、同じスタッフで定期的に撮影し続けてきた映像をまとめた渾身の1作となっている。【取材・文/山崎伸子】