マラソン大会 途中リタイア人はどうなる? | ニコニコニュース

マイナビスチューデント

26日の「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」(テレビ東京系)では、「アレってそのあとどうなる?」を放送。誰もが気になっているちょっとした疑問を解明した。

冬になると、各地で行われるマラソン大会。
今や、市民ランナーは1,000万人もいると言われている。
走る距離は、42.195キロメートル。
長距離になるため、当然全員が完走するわけではなく、リタイアする人もいる。

番組では、今年21回目を迎える、和歌山県の紀州口熊野マラソン大会で、リタイア人たちがどうなるかを調査した。

参加者は2,000人以上。
最近のマラソン大会では、ランナー全員の靴にチップがつけられており、受信機の上を通るとタイムが計測されるシステムになっている。

ランナーは、係に貴重品を預け、手ぶらで走ることができる。
コース内には、3つの関門を設置。
多くの大会では、一般道を使うために時間制限の関門を設け、その時間内に通過できなければ、必然的にリタイアとなってしまう。

この大会の場合、第1関門はスタート地点から、12.7キロ地点にあり、1時間40分で通過しないとリタイアとなる。
時間内に通過できなければ、強制的にチップを取り外されてしまう。
今回は約10人が通過できなかった。

第1関門でリタイア人は、コースの設定上、ゴール地点が1キロ足らずの場所にあるため、ランナーは歩いて戻ることになる。

そして、第3関門はスタート地点から33.7キロ地点にあり、コース開始から4時間30分で通過しなければならない。
この地点からゴールまでは、約9キロ。

時間内に通過できず、リタイアした人たちは疲労困憊で、歩いていくには距離がありすぎる。
そのため、関門の近くに大型バスを用意し、ゴール地点までリタイアした人たちを運ぶことになっていた。
多くの大会ではこうしてバスを用意することがほとんどだとか。

バスの中は、完走できなかった悔しさと、疲労で誰もが無口で静まりかえり、気まずい雰囲気だったが、まずはここまで走ったことに、「お疲れさまでした」といった感じだろう。