インド西部ムンバイの海岸で自撮りする家族=22日(AP=共同)
共同通信社

 【ニューデリー共同】インドでスマートフォンのカメラで自分を撮影する「自撮り」にからむ死亡事故が多発し、事態を重く見た西部の大都市ムンバイの警察は27日までに、市内16カ所に「セルフィー(自撮り)禁止地区」を指定した。

 米調査団体によると、2014年以降、世界で49件の自撮り死亡事故が発生しインドが19件で最多だった。14年には中部アグラの観光地タージマハルに向かう途中で、学生3人が列車と一緒の自撮りを試み、はねられ死亡。今月も西部ナシク近郊で学生1人がダム近くの岩場で転落し死亡した。