NHKの籾井勝人会長は28日に放送された総合テレビの情報番組で、さいたま放送局の記者によるタクシーチケットの私的使用や、工事発注をめぐる子会社社員2人の2億円の着服事件など相次いだ不祥事について「公共放送としてあってはならない言語道断のこと。視聴者の皆さまに深くおわび申し上げる」と謝罪した。

 籾井会長は、再発防止を図るのに加え、全役員が報酬の一部を自主返納すると説明。「私が先頭に立ち、改革に不退転の決意で取り組む」と語った。