【アカデミー賞／モデルプレス＝2月29日】世界最高峰の映画の祭典「第88回アカデミー賞」授賞式が28日（日本時間29日）、米ロサンゼルスのドルビー・シアターにて行われた。その模様を写真とともに総まとめ。
【さらに写真を見る】華やかなレッドカーペットの様子、レオナルド・ディカプリオが主演男優賞、ブリー・ラーソンが主演女優賞…「第88回アカデミー賞」授賞式の模様
◆「第88回アカデミー賞」レッドカーペット、 “ロマンチックフェミニン”スタイルで溢れる
レディー・ガガやジェニファー・ローレンス、ケイト・ブランシェット、アリシア・ヴィカンダーらが華やかなドレスに身を包んで登場。2016年春夏トレンドのロマンチックフェミニンなデザインのドレスが目立つレッドカーペットとなった。
◆助演女優賞、アリシア・ヴィカンダーが初ノミネートで受賞
映画「リリーのすべて」で初のノミネートで、助演女優賞を初受賞となったアリシア・ヴィカンダー。感激した様子をみせながら、「認めていただき、ありがとうございます。素晴らしいキャストと共有したいです。みんなに感謝したい。何でもできると信じさせてくれてありがとうございます」とスピーチした。
◆ジブリ作品「思い出のマーニー」、アカデミー賞受賞ならず 「インサイド・ヘッド」が長編アニメ賞に
ディズニー／ピクサー長編アニメーション20周年記念作品「インサイド・ヘッド」が長編アニメ映画賞を受賞。ピート・ドクター監督とジョナス・リベラプロデューサーがステージに登壇し、「いろんなものを作れば、大きな変化をもたらしてくれます」とメッセージを送った。
ジブリ作品「思い出のマーニー」（米村宏昌監督）は惜しくも受賞を逃す結果に。ジブリ作品は3年連続で長編アニメ映画賞にノミネートされており、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」受賞の13年ぶり2作品目の日本映画の受賞に期待がかかっていた。
◆レディー・ガガ、ピアノ弾き語りで感動の渦に
真っ白い衣装に身をつつみ、真っ白なグランドピアノで弾き語りを披露したレディー・ガガ。楽曲「Til It Happens to You（原題、それがあなたに起こるまでは）」を会場に響き渡らせながら熱唱。ラストスパートに突入すると、ステージには大勢の人たちがガガを囲むように登場し、手をつなぎながら、ガガと熱唱。会場中を感動の渦に巻き込んだ。
◆ブリー・ラーソン、主演女優賞を初受賞
映画「ルーム」で主演をつとめたブリー・ラーソンが主演女優賞を初めて受賞。驚きを隠せない様子で「感謝しています。チームにも家族のみなさんにも感謝します。ファンにも、そして映画を見てくれた人にも感謝しています。ありがとう」と感謝の言葉を繰り返していた。
◆レオナルド・ディカプリオ、アカデミー賞で主演男優賞を“初”受賞
主演をつとめた映画「レヴェナント：蘇えりし者」で、5度目のノミネートでついに悲願の初オスカーとなったレオナルド・ディカプリオ。「ここにいるみなさんに感謝しています」と切り出し、「この映画は信じがたいキャスト、スタッフとともに作り上げました」と撮影を冷静に振り返りながら、感謝の言葉を口にした。
◆「スポットライト 世紀のスクープ」が作品賞を受賞
映画「スポットライト 世紀のスクープ」が作品賞を受賞。受賞の名前が呼ばれると、キャスト、スタッフともにみなでステージに登壇。「やりました！被害者の声を大きく広げてくれるのがアカデミー賞です。期待しています」と受賞の喜びとともに、同作が広がることに願いを込めた。
■「第88回アカデミー賞」受賞結果
作品賞：「スポットライト 世紀のスクープ」
監督賞：「レヴェナント：蘇えりし者」アレハンドロ・G・イニャリトゥ
主演男優賞：レオナルド・ディカプリオ「レヴェナント：蘇えりし者」
主演女優賞：ブリー・ラーソン「ルーム」
助演男優賞：マーク・ライランス「ブリッジ・オブ・スパイ」
助演女優賞：アリシア・ヴィカンダー「リリーのすべて」
外国語映画賞：「サウルの息子」
脚本賞：「スポットライト 世紀のスクープ」
脚色賞：「マネー・ショート 華麗なる大逆転」
撮影賞：「レヴェナント：蘇えりし者」
編集賞：「マッドマックス 怒りのデス･ロード」
美術賞：「マッドマックス 怒りのデス･ロード」
衣装デザイン賞：「マッドマックス 怒りのデス･ロード」
メイク・ヘアスタイリング賞：「マッドマックス 怒りのデス･ロード」
作曲賞：「ヘイトフル・エイト」
歌曲賞：「007／スペクター」
録音賞：「マッドマックス 怒りのデス･ロード」
音響編集賞：「マッドマックス 怒りのデス･ロード」
視覚効果賞：「エクス・マキナ（原題）」
長編アニメ映画賞：「インサイド・ヘッド」
長編ドキュメンタリー賞：「エイミー（原題）」
短編ドキュメンタリー賞：「ア・ガール・イン・ザ・リヴァー（原題）」
短編アニメ映画賞：「ベア・ストーリー（原題）」
短編実写映画賞：「スタッタラー（原題）」
（modelpress編集部）