うその投資話で顧客から2億円余りをだまし取ったとして、詐欺罪に問われた元みずほ銀行幹部行員及川幹雄被告(52)=懲戒解雇=の控訴審判決で、東京高裁は1日、懲役7年とした一審東京地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。

 被告側は、被害弁済の意思があり、刑が重すぎると主張したが、植村稔裁判長は「大手銀行の要職に就いていた被告が、地位を利用して繰り返した犯行は正当化できない。一審の刑が不当とは言えない」と退けた。

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