停泊中のフェリー内の軽乗用車に覚せい剤約100キロ(末端価格約70億円)を所持したとして暴力団幹部ら5人が逮捕された事件で、福岡、鹿児島両県警などの合同捜査本部が覚せい剤取締法違反の営利目的輸入の疑いで、この5人を再逮捕する方針を固めたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、神戸山口組系の暴力団幹部田中浩孝容疑者(49)らはことし2月ごろ、東シナ海の日本の領海外で、外国から来たとみられる船から複数の船を使って覚せい剤約100キロを受け取り、国内に輸入した疑いが持たれている。

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