警察庁は3日、昨年1年間の交通死亡事故の分析結果を公表、80~84歳の死者が全年齢層で最多となる539人(前年比41人増)に上ったと明らかにした。続いて75~79歳の520人(30人増)で、あらためて高齢者が犠牲になっている実態が浮き彫りになった。死者の合計は前年より4人増え4117人。

 今回から、85歳以上までの全年齢層を5歳ごとに集計。担当者は「高齢者の死者が減らない現状で、詳細な集計、分析が必要と判断した。結果を今後の対策に生かしたい」と話している。

 警察庁によると、人口10万人当たりの年齢層別の死者数でも80~84歳が11・07人で最も多かった。