くまモンをあしらったパッケージに入った熊本県産の農産物(同県提供)
共同通信社

 熊本県は2日、県のPRキャラクター「くまモン」を利用した商品の2015年の売上高が、初めて1千億円を突破したと明らかにした。くまモンをパッケージに使った農産物の売り上げが大きく伸びたためで、調査開始以来5年続けて過去最高を更新した。

 県は関連商品を扱う5160業者にアンケート、3380業者が回答した。集計すると、小売り段階の売上高が少なくとも1007億7800万円に達し、前年比56・6%増に。くまモンのパッケージの県産トマトやイチゴなどの農産物を含む食品は、約781億円とほぼ倍増した。