【香港共同】中国本土の禁書を扱う香港の「銅鑼湾書店」の関係者5人が失踪した事件で、中国広東省の公安当局は拘束している書店前所有者の林栄基氏と経理担当者らの計3人を近く保釈すると香港警察当局に通知した。香港警察が2日夜、明らかにした。

 書店親会社の大株主、李波氏と桂民海氏の2人の処遇は不明で、香港警察は広東省公安当局に対して、さらなる情報提供を求めた。林氏ら3人は保釈後、直ちに香港に戻るとみられる。

 3人は昨年10月に広東省で失踪し、続いて桂氏が同月にタイで、李氏も12月末に香港で消息を絶った。

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