【リオデジャネイロ共同】ブラジル地理統計院は3日、2015年の国内総生産(GDP)が前年比で3・8%減少したと発表した。マイナス成長は09年以来6年ぶり。主要輸出品の鉄鉱石など1次産品の価格低迷が要因。地元メディアによると4・3%減だった1990年以降で最大の落ち込みとなった。15年10~12月期のGDPは前期比1・4%減で、4期連続のマイナスを記録。景気後退が鮮明になった。

 リオデジャネイロ五輪が開催されることしもマイナス成長が予想されている。2年連続でマイナス成長になれば、統計がある48年以降で初めてとなる。

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