茶色いスプレー状の塗料がかけられた真田信之と妻の小松姫の石像=5日午前、群馬県沼田市(同市提供)
共同通信社

 群馬県沼田市西倉内町の沼田公園に設置されている戦国武将真田信繁(幸村)の兄信之とその妻の小松姫の石像に、茶色いスプレー状の塗料がかけられていることが5日、分かった。市は被害届を提出し、沼田署が器物損壊容疑で捜査している。

 市によると、信之の石像は高さ1・8メートル、小松姫は1・2メートルで、約80センチの台座に置かれている。塗料は石像の前部と後部にかけられていた。7日以降に専門業者と相談し、塗料を落とす予定という。5日午前、公園を訪れた男性が発見した。

 沼田公園は沼田城の跡地で、初代城主が信之だった。石像は昨年12月に完成し、1月から公開されている。