埼玉県警は6日、旅券などの携帯義務のない16歳未満の外国籍の少年を、誤って入管難民法違反(旅券不携帯)の疑いで逮捕したと発表した。県警は少年に謝罪、約6時間後に釈放した。

 県警によると5日午後、同県川口市内の路上で、武南署員が少年に職務質問。外国人と分かり、旅券などの提示を求めたが、不携帯だったため同署に任意同行し午後4時20分ごろ、現行犯逮捕。

 少年は当初から16歳未満であると話していた。同署員は見た目が20歳ぐらいに見えると判断したという。逮捕後、少年の父親が旅券などを持って署を訪れ、16歳未満と確認できたため同日午後10時20分ごろに釈放した。