12戦連続先発の本田は好機活かせず…ミラン、完封負けで10戦ぶりの黒星 | ニコニコニュース

サッスオーロ戦で先発出場したミランFW本田圭佑 [写真]=Getty Images
サッカーキング

 セリエA第28節が行われ、サッスオーロと日本代表FW本田圭佑の所属するミランが対戦した。

 ミランは、前節のトリノ戦で1-0の勝利を収め、リーグ戦9試合負けなし。勝ち点「47」で6位につけている。今節は、勝ち点差「6」で7位のサッスオーロとアウェーで対戦。チームとともに好調を維持する本田は12試合連続の先発出場となった。その他、GKジャンルイジ・ドンナルンマ、カルロス・バッカ、ジャコモ・ボナヴェントゥーラらに加え、マリオ・バロテッリが復帰後リーグ戦9試合目にして初のスタメン入り。なお、イニャツィオ・アバーテが出場停止で、エムバイェ・ニアンは交通事故で負傷し離脱を強いられている。

 試合序盤、本田が立て続けにチャンスを迎える。7分、ボナヴェントゥーラの強烈なミドルシュートを相手GKアンドレア・コンシーリに弾き返される。それに詰めていた本田が、こぼれ球を左足で蹴り込むが、GKの必死のブロックに阻まれた。8分には、バッカからのスルーパスでエリア内右に抜け出し、逆足の右足を振り抜くが、シュートはまたもGKコンシーリにセーブされた。

 試合を優位に進めていたミランだが、27分にセットプレーから先制を許す。右CKを得たサッスオーロは、ドメニコ・ベラルディが鋭いグランダーのクロスを入れる。ニアサイドの選手はスルーし、エリア手前中央のアルフレッド・ダンカンが、ダイレクトで左足を振り抜き、ゴール右上隅に突き刺した。サッスオーロはさらに42分、持ち上がったニコラ・サンソーネのボールを受けたベラルディが、エリア内右から左足シュートを放つが、GKドンナルンマに阻まれた。前半はミランの1点ビハインドで折り返す。

 後半52分、サッスオーロはエリア内右のベラルディがカットインから、ゴール左隅を狙って左足シュートを放つが、これもGKドンナルンマに弾き出された。55分、サッスオーロはパオロ・カンナヴァーロが右太ももを負傷したため、ルカ・アンテイと交代。ミランはバロテッリを下げて、ジェレミー・メネズをピッチに送り出した。63分、再びサッスオーロにアクシデント発生。シモーネ・ミッシローリも右太ももを痛めて負傷退場となり、ダヴィデ・ビオンディーニが投入された。

 なかなチャンスを作れないミランは72分、サッスオーロに追加点を許す。エリア内右に抜け出したシメ・ヴルサリコが深い位置から折り返し。それに中央のサンソーネが右足で合わせて、ゴールネットを揺らした。直前のプレーで、アンドレア・ベルトラッチがビオンディーニに脇腹を蹴られて倒れこんでいたため、ミランのシニシャ・ミハイロヴィチ監督が猛抗議。この行為で退席処分となった。

 リードを2点に広げたサッスオーロだが、77分にグレゴワール・ドゥフレルがユライ・クツカへのファールで、この日2枚目のイエローカードを受けて、退場処分となった。数的有利となったミランは82分、本田を下げてケヴィン・プリンス・ボアテングを入れて、同点ゴールを狙う。だが、試合はこのままタイムアップ。ミランは0-2でリーグ戦10試合ぶりの黒星を喫した。一方のサッスオーロは3連勝となった。

 サッスオーロは次節、11日に敵地でユヴェントスと対戦。ミランは13日にキエーヴォとのアウェーゲームに臨む。

【スコア】


サッスオーロ 2-0 ミラン

【得点者】


1-0 27分 アルフレッド・ダンカン(サッスオーロ)
2-0 72分 ニコラ・サンソーネ(サッスオーロ)