ジンバブエのムガベ大統領(AP=共同)
共同通信社

 安倍晋三首相は、ジンバブエのムガベ大統領(92)を今月に日本に招き、首脳会談を実施する方向で調整に入った。日本は自らが主導して8月にケニアで開くアフリカ開発会議(TICAD)を成功させ、アフリカに積極進出を図る意向がある。ムガベ氏が持つ影響力を重視し、連携を強めた方がよいと判断した。政府関係者が6日、明らかにした。

 約30年間大統領に就くムガベ氏は欧米から独裁者との反発を受ける。5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)を前に、自由や民主主義という普遍的価値観に重きを置く首相の外交方針との「矛盾」も問われそうだ。

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