3カ月ぶり運転再開=山手線新型車両―JR東

 車両トラブルで運転を取りやめていたJR東日本の新型車両「E235系」が7日午後、約3カ月ぶりに営業運転を再開した。不具合の原因だった列車制御装置を改修し、8日未明まで山手線外回りを8周した。

 235系は、鉄道ファンら約200人がホームに詰め掛ける中、大崎駅から運転を始めた。友人と乗車した横浜市の中学2年松井秀尊さん(15)は「車内に液晶モニターがたくさん付いていて飽きない」と満足げ。優先席の前にピンク色で縁取られたフリースペースに、車いすで乗った東京都板橋区の高校1年橋本昂典さん(16)は「こうした電車がもっと増えればうれしい」と話した。

 235系は山手線に13年ぶりに投入された新型車両。運転初日の昨年11月30日に運行トラブルが相次ぎ、運転を取りやめていた。