南シナ海・西沙諸島、永興島
共同通信社

 【ワシントン共同】アジア太平洋地域の外交・安全保障専門のオンライン誌「ディプロマット」は7日、衛星画像に基づき中国が南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島で新たに埋め立て作業を始めていると報じた。新滑走路を建設している可能性もあるという。

 埋め立ては西沙諸島の北島と中島をつなぐ形で進んでいる。1月9日の画像では北島の沿岸部が埋め立てられていただけだったが、3月2日の画像では中島までつながっていた。北島は永興(英語名ウッディー、ベトナム名フーラム)島の北方12キロに位置する。

 永興島では地対空ミサイルやレーダーの配備が進んでおり、手狭になったとの見方もある。

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