7日、チュニジア南部ベンガルデンで、治安部隊と過激派の衝突後、現場に集まった人々(ロイター=共同)
共同通信社

 【カイロ共同】チュニジア南部のリビア国境に近いベンガルデンで7日、チュニジア治安部隊が過激派と銃撃戦となり、地元メディアによると53人が死亡した。治安部隊は過激派の戦闘員30人以上を殺害し、負傷した7人を拘束。内務省は治安部隊と税関職員の計10人が死亡、子どもを含む民間人7人も巻き添えで犠牲になったと発表した。

 チュニジアでは昨年、首都チュニスなどでテロが相次いだ。政府は対策を進めるが、治安悪化に歯止めがかかっていない。

 戦闘員はリビアから侵入した過激派組織「イスラム国」(IS)関連グループのメンバーとみられる。

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